Hiroyuki Nakano Blogでタグ「Panasonic Z10000 3Dカメラ」が付けられているもの

新しい3Dカメラを買いました。 Panasonic Z10000(右)です。
民生機ですが、業務機のような装備です。
28万円弱に5年保証つけて30万弱でした。
大きさは、左のTD10との比較では大きいですが、
Z1Jとか、業務機の大きさよりも少し小さいです。




3D camx2.jpg
レンズ後ろには、フォーカス、ズーム、露出のリングがあります。

side.jpg
モニターが変わっていて、スライド式に引っ張り出す方式です。
超、使いにくいです。横にならず、後ろ向きか前向きだけです。
狭い場所では、横に液晶を出して撮る事も多いんですが残念。
出しにくく、しまいにくいのでいつか壊れるね。

ファインダーはその液晶を閉じないとONになりません。
絶対に両方見れた方がいいのに。
メニューはファインダーを使うときは、リモコンで操作なので、これまた
使いづらいです。

視差は、2段階でレンズを動かすそうで、途中で全く合わなくなることがあります。
「なんだ?どうした??」っていつも言ってます(笑)
そして、視差の調整の細かさはいいんですが、よりから引くと、ダイアルを30回くらい
回すはめになります。(視差こそレンズダイアルにしてほしかったなあ)
ユーザーボタンに45cmとか、3m、無限とかをプリセットしておくといいです。


ria.jpgSDカード一枚にMVCのAVCHDで収録。
静止画は、 HDサイズですが、3D写真フォーマットの
MPOと2DのJPEGを同時記録します。
これは良いですし、後でもMPOに書き出せます。

30Pで3D収録できるので、無駄なジャギーがなくて
とってもいいですね。クッキリしてます。

画質は、TD10と比べたら数倍きれいで、
3DA1と比べても、僕はこっちのほうが好きかも。
2Dの1080/60Pでの画質は、まったりとしたパナの絵ですが
好感が持てましたし、アッサリシャッキリのソニーよりも
映画っぽいかな。

「手が届く予算の中で、ホワイトバランスが決めれて
露出がリングで調整できて、3CMOSだから色が深くてきれい」

というのが、TD10ユーザーである僕からの感想。
TD10は小さくて便利だけど、白飛びするのとホワイトがコロコロ
変わるっていうのが弱点で、TD20という新型が出るけど
改善してればいいね。

Z10000は、LRに分割するとかして、WMVの30Mくらいで
書き出してから、マックでじっくりと視差調整してカラコレすれば
プロが使えますね。

編集は、パナのオマケのアプリは2Dだけしか見れないので
PCで見るなら必ずアプリを買う必要があります。

ソニークリエイティブのVEGAS PRO11では、問題なく
60Iも30Pも読み込んで編集できました。
12になってやっと安定しました。今までは原因不明で
視差、色補正など3つ以上いじるとおちていましたが
大丈夫になりました。

MOVIE STUDIOでも最新のやつならたぶん大丈夫なはずです。
EDIUSの12かな、あいつはすごくいいですがなぜか
インストールできず。

3DA1とZ10000 の差は、2枚のカードに別々に収録するか
1枚に混ざった状態で収録されるかの違いで、
その結果は、10秒の映像を左だけ書き出すと i7-960CPUの
最高スペックの最速WINDOS7マシーンで、1分22秒。

そして右を書き出しなのでもう1分22秒かかります。
素材の約8倍の時間x2
大体8倍強なので一時間の素材で16時間レンダリングして
左右の1時間の素材がWMVで手に入ります。

それをコピって(大体40分かかる) APPLE PRORES(HQ)に
変換するのに、また時間がかかります。
quicktime7にも書き出せるのですが、3mbsとだめなので
カスタムで設定するなら非圧縮しかありません。
レイドを持っているならば、これで書き出せば、即編集できますが
コピーに数時間かかります。
逃げ場なしです。

なにせ、VEGASにしても、編集はできませんからね。
重すぎて、動画は3秒で止まりますので。

視差を調整するなら30Pでやらないと、60iの素材で
オートトリミングさせるとバグります。
なので、z10000の30pは凄く嬉しかった。

視差だけすべて打ち込んでから書き出せば
後は、マックでカラコレやって、微調整ですからね。

つまりは、ウインドズでパケるのは不可能です。
一度、調整して書き出してからそのファイルを編集するのが
唯一できることですが、またもや動かないですし。
編集というか、不要なカットを除くだけみたいなのを
メーカーさんのように編集と言うならばできますよ。
まあ、そういうカラコレもしないような粗雑な3Dを作る人は
視差も調整しないので、見ていられないものになりますね。

ボケを狙っていくならEOSシネマ、EOS、NEXなどあって
3Dはパンフォーカスなので、このカメラか、
300万クラスの業務機か、リグを使ってプロでかカメ2台で
撮るという3つの選択で映画も作れるというわけです。
ボケが必要で、レタッチが必要なカットは2D−3D変換で
こなすということですね。



2012 12月では価格はなんと18万円に下がりました。
安い!!なんてこった、もう一台買うか。
2Dもいけてるし、いいカメラですよ。



http://kakaku.com/item/K0000293671/










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