2008年3月アーカイブ
男たちの詩
2年前に製作した「アイロン」という白黒映画がカンヌ映画祭の国際批評家週間で賞を
いただいたのだけど、公開するにも15分だとどうしようもなく、いつかどうにかして
皆さんに見てもらいたいなと思っていました。そこで、去年の12月から今年の1月に
短編を4本新たに製作して、一般公開映画にしたわけです。とは言うものの、単館系の
公開はできあがってから1年以上先まで公開予定が詰まっていて、ずいぶん、昔に製作
したものを公開直前にインタビューで答えたりするわけで、今年公開したいと思ってい
るので、いろんなアイデアを考えている次第です。家で連続60日以上、毎日レンダリ
ングなどして、手作りで作りました、ボクは田口トモロヲさん主演、音楽:清水靖晃
さんの「午後三時三分十五秒の観覧車」と松方弘樹さん、小林成男さん、松雪泰子さん
出演の「灯台」の2本を撮りました。ほかにルー大柴さん主演の「富士とドーナツ」
芹澤康久監督、ボクが撮影とプロデユース。吹越満と宮本大誠の二人で青森弁で
しゃべくりまくる「スパゲッテイナポリタン」は兼重 淳監督で、これも撮影プロ
デユースをやりました。コメデイが2本と渋い白黒短編映画が3本。
「灯台」はボク史上、初めて泣ける作品で、ボクは号泣しました。
今年は、CMなどや夏前に完成する予定の大作や、京都の着物ショーの演出など
いろいろと楽しい仕事でいっぱいです。みなさんも楽しみにしていて下さい。