撮影と編集ざんまい
1月に映画「TAJOMARU」の撮影が一時終了し、
2月中は4月の土曜深夜NTVで放映される「イケ麺探偵 いいんだぜ!」の撮影、
そして飛騨高山でKIRINの焼酎のCM撮影をやった。
映画はパナヴィジョンの35ミリFIlmだが、TVはRED ONEの2K,4K
そしてXDCAM+mini35でドラマ部分を、CMはHDCAM+PRO35で
撮影した。
RED ONEは4Kというとてつもなく大きいサイズの動画が
撮影できるカメラで、通常が4Kを基本にしていて、2Kにすると、
レンズが35ミリなら、70ミリのサイズというふうに倍の大きさになるが
100コマまでのハイズピードが撮影できるので、ARIFLEX3みたいな
使い方をする。ファイナルカットでは2Kまでなので、2Kを推奨して
いるが、レンズがなにせ14ミリが最高にワイドなので28ミリからの
使用となるので、そういう制限と、フォーカス送りのシビアさが
モロにくる。これからはフォーカスマンは一生食いっぱぐれがない。
REDのデータは写真のRAWと同じ考え方なので、現像ソフトで
すっごく時間をかけて現像する。レッドアラートはフリーアプリだし。
XDCAMのほうは、すぐにデータが読めて便利だ。
EX-1というカメラだったが、ファインダーがだめで、フォーカスが
非常にわかりづらい。オートフォーカスは反応が遅く、使えない。
ハイキーの背景では人物の周りに青のエッヂが出る。でも
キレはいい。デジタル時代になって、ますますカラコレが大事で
撮影時に決めれる事よりもポスプロでいかにトーンを作るかが
大事になるが、とにかく照明が大事。
4Kの動画は8メガピクセルの静止画を無限に1秒に30コマづつ
撮影しているのと同じなので、それはチャンスに強いからスチール
ねらいもいいと思う。肌などは、写りすぎてどうにもならない。
動物や風景やひきでの群像に向いている。
スチールカメラの動画も一緒に撮影したので比較したが、キヤノンの
50DマークⅡのフルハイビジョン動画はレンズによって抜群の美しさ
であった。レッドよりもHDCAMよりも美しいボケと色。
カシオのEXILIMのEX-F1はきさくにスチールと動画が撮れるので
日常に向いているカメラだが、動画でキヤノンはフォーカスは
マニュアルとなるが、カシオはオートフォーカスがきくのでまじで
でかいレンズの恩恵を受けて安いデジタルムービーカメラよりも
画質もよい。300コマのハイスピードはiphoneなどではきれいだし。