4月15日
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やっと完成。 今月、狂ったように寝ないで作った布袋寅泰のニューアルバム、 ”スーパーソニック・ジェネレーション”からの一曲、”BELIEVE ME,I'M A LIAR" のクリップ。コンセプトは布袋氏のアイデアで一人4役でバンドをやって、それを老人が見ているという設定のホラータッチのクリップ。しかし、僕はホラーが一番の苦手なので、クレイジー&SFXをサブテーマにして、撮影に取り組みました。2日間で44時間のシュートときつい撮影で、映画を一緒に撮った時からのスタッフを集合して、布袋氏は老人のカツラをかぶり、18時間も耐えたのであります。大変なことがあってもピークまでVUメーターが振り切って止まったまんまくらいじゃないと、布袋氏の音とエネルギーは表現できないので、デジタルなテクニックを駆使した。モーションコントロールカメラで撮影した素材をデジタルビデオテープで編集。バンドを合成。そして、エキスプロージョン(爆発)というエフェエクトでデタラメにデイフォルメ。ここまでで2日間。3時間寝て、それからマックレイにて田所貴司くんとセッション。合成にはヘンリーという、ターボのついたポルシェのようなデジタル映像界のスタンダードのマシーンでバンドと背景を合成して、さらにエフェクトでとんでもないゆがんだ世界を細かく、調整。これで一日。そして、6時間寝て、フレームという、コンピューターグラフィックと合成マシーンが一緒になったもので、SFXの作業。まずは老人の首をまわすというなんぎなカットの思考錯誤で8時間。やっと出来上がり、次に様々なカットをこなした。田所君は28歳で、このデジタル業界に入って5年。アシスタントを一年やってすぐにモーショングラフィッカーになった才能溢れる若者だ。彼は非常に作業が早くて一体なにをしているのか、僕でもわからない。好い、悪いを判断して、これがいいでしょうって一人で判断できるから、いい。そこに僕のようなデタラメにもっともっと!と煽る演出が加わると、炎の中に爆弾を投げ込むかのようなすごいカットをいとも簡単に作ってくれる。昔、といっても3年前には2日かかっていたCGが1分でできるようになって、やっと僕もフラストレーションなく、コムニケーションできるというわけなのだ。 1時間30分仮眠をとって、MAのスタジオへ。そこは映像に音をつけたりミックスするスタジオ。かなり短編映画のスタイルなので、ちゃんと効果音を入れてミックス終了が夜の12時。そして一度家に帰って寝て、映画の完成試写に行った。 嬉しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!終わった!! そして、夕方5時から、残りの SFX以外の部分を細かくマスタリングして終了が夜11時。フーっていう感じだけど、しかし本当にカッコよくてバカで美しくてすごいビデオが出来た。ものを作るのは大変だけど楽しい!!!!!!!!!!! 布袋のスーパーソニックジェネレーションのアルバム買うべし!! |