PROFILE

中野裕之 / 映像作家・映画監督・映像プロデユーサー・演出家

1958年広島県福山市生まれ。早稲田大学卒業後、読売テレビに入社。放送業務、 広告制作、深夜番組(どんぶり5656-脚本 中島らも)の仕事を経て上京。1987年タイレル・コーポレーションを設立。映像的な音楽クリップを作り続けるかたわら、 VIDEOARTの作家としてブラジル、フランスなどで作品を公開。1993年ピースデリックをたちあげ、それ以来、特に見る人を気持ち良くするピ-スな映像を作り続けている。世界中のMTVで放映された音楽クリップにはMTVアワード6部門にノミネートされたdeeeliteの“Groove is in the heart" をはじめ、リタ・ミツコ、ネグレス・ヴェルト、セイント・エチエンヌ、 ポール・ウエラーユニット、System7、Photek 他など 日本では今井美樹さん、布袋寅泰さんを長期に渡り撮り続けている。さらにGLAY、STU48 AKB48、SKE48、MR.children、テイ・トウワ、DREAMS COME TRUEほか多くのJ-POPのスターを手がける。映画、ミュージッククリップ、CM、自然の映像、ドキュメンタリーなど、その映像の種類は多岐にわたる。

映画「SFサムライフィクション」で第2回プチョン国際ファンタスティック映画祭グランプリ、毎日映画コンクール新人監督賞。ショートフィルム作品「アイロン」で 第59回カンヌ映画祭批評家週間部門ヤング批評家賞を受賞。2011年から7年間製作したドキュメンタリー映画「PEACE NIPPON」2018年公開。屋久島で撮りためた透明な水をまとめた「水water」や、イルカのビデオ「ピース・ブルー」、小野リサのボサノバ音楽とアマゾンの映像を合わせた「ピースボッサ」地球映画としてハワイタヒチの島々を空撮した作品「美しい惑星」など自然映像の作品を発表。ピース系では、7名のピース活動家やジャーナリストのインタビュー集「Opinions」や2005年度愛地球博にて上映されたショートフィルム「RE:サイクル」、3分11秒の短編集「明日」、2012 RIO+20 The Future We Want 地球サミットへ出品した「JAPAN VOICES」など未来に役立つ活動を続けている。

1998年 劇場映画第1作「SF・サムライ・フィクション」公開。
      第2回 韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭 グランプリ受賞、第24回 おおさか映画祭 新人監督賞
      毎日映画コンクールスポニチ 新人監督賞、第13回 高崎映画祭 若手監督グランプリ
      その他、サンダンス映画祭、ハンブルグ、ヘルシンキ、モントリオール、ユタ、ブリュセル、
      バレンシアンヌ映画祭公式招待作品となった。
2001年 劇場映画第2作目「SF・Stereo Future」ストックホルム映画祭
      劇場映画第3作目「RedShadow 赤影」公開。
2003年「SF・Short Films」ピースな短編集公開。ストックホルム映画祭、デトロイト映画祭招待
2005年「RE:サイクル」ピース系ショートフィルム制作、愛地球博にて公開
2006年「全速力海岸」短編.JP “ハブアナイスデイ”DVD発売中 デトロイト日本映画祭観客賞
     「アイロン」カンヌ映画祭批評家週間部門/ヤング批評家賞を受賞
2007年「八月の虹」唐沢寿明、りょう出演。テレビ史上初めてCMの枠内を使って放送された連続ドラマ
2008年 短編集「男たちの詩」東京都写真美術館で歴代興行成績1位の公開。
2008年 非行対策110行の忠告 https://www.youtube.com/watch?v=4wXVO_70JnM
2009年 劇場映画第4作目「TAJOMARU」小栗旬主演 松方弘樹 萩原健一
2011年 仙台短編映画祭に「明日」を出品
2012年 中島らものドキュメンタリーとフィクション短編集「らもトリップ」のドキュメンタリーを担当
2013年 FLYING BODIES 青森大学男子新体操
      裸にしたい男・綾野剛
      HOTEI in LONDON
2014年 FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCk documentary film

中野裕之より
音楽と映像を合わせる事が一番の快感で、それが好きで今に至ります。 2011年からスタートした、日本を映像で後世に残すプロジェクトPEACENIPPON PROJECTでは、 3D映像、写真、4K映像にて日本各地を撮影して、アーカイブしています。 地震など天災でいつ何が起こるかわからない日本と言う国ですが、 本当に美しく、全国各地の素晴らしさを伝えるために映画としても製作しました。 一個人がやるような規模では20年ほどかかる作業ですので日本中の映像を撮影する方々にも 協力していただいて、2時間弱にぎっしりと日本の美、精神性をまとめました。 2018年に劇場公開です。