東日本支援に関して
暑い避難所の方々に扇風機を贈るプロジェクトを
立ち上げようと、
調べてもらいました。
簡単に行かないとは思っていたけど、やはり、簡単に送れそうも
ありません。ただ扇風機は買える状況に少しなってきました。
僕が信じる信条に「無いよりまし」というのがあって、
それは、一つでも十分ありがたく思う心得なんですが、
1台も無いよりは1台で何人かは救われるだろうし、
公平性を重んじて、結局、全部に行き渡る量がなくて
(一つでも足りなければ配らない)
物資が倉庫に積まれているという状況は非常に
バカげていると思うんです。扇風機に限らずですが。
日本人のまじめさは、いいときはいいですけど、頑固に
守ろうとするのは知恵が足りないと思いますね。
と言うと失礼ですけども。でも善意を無駄にするのは本当に
もったいないです。
アフリカで熱中症になった時に、レストランの扇風機によって救われて
今も、僕はこうして生きていたりしますし、どうにか、風を届けたいと
思っています。
一つ足りないと配らないならば、数を公表してくれたらいいのになあ。
そういう意味では。
被災者欲しい物リスト一覧
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
このサイトで個人避難宅にも支援できますし、時間かかって大金預かっても
すぐに配らない日本赤十字に寄付するよりも、こういう直接欲しいものが
わかり、翌日には届いたりするもののほうに支援を集中させるのが
良いと僕は思います。バリカンとかがずらりと並んでいたり、ドリルと
のこぎりが欲しいとか、仕事を復帰して、かつ、現場での復興にも
役立つような職業の方の欲しいものリストを見ると、職業に関しての
新しい興味もわきます。
シーツや、タオル、下着、靴下などはいくらあってもいいでしょうね。
ツイッターのユーザの方は、ぜひ@amz_wish_japanをフォローしてください。
「ほしい物リスト」に新しく登録された物資について自動的にツイートしています。
他に復興市場 http://fukkoichiba.com/
もいいサイトです。地元の店から発送されるので、地域にお金が
落ちますからね。
他にいいサイトがあったら、みなさん是非、教えて下さい。
僕のtwitterアカウントは@hiroyukinakanoです。
おそらく公平に配るという意味では、上記などの支援でも
避難所に贈る場合は、後3個とかの必要数に足りない物資を支援して
いく方が、きっと行き渡る確率は高いでしょう。
以下、リサーチ部よりの報告です。
宮城県の支援物資と避難所の状況について解ったこと。
(2011年7月20日)
この数日間、被災地の避難所に扇風機をおくる準備として、
暑さ対策物資の支給状況、いま何が不足しているのかを
調べてみました。
下調べの下調べ、ですから、
まずは、一番被害の大きかった、宮城県、岩手県に対象をしぼり、
行政機関の物資受け入れ窓口に連絡してみました。
連絡先については”助け合いジャパン”の
http://tasukeaijapan.jp/?cat=30
このページにまとまっています。
岩手県では、個人からの小口の物資受け入れはひとまず
業務を終了し、同様の業務をしている団体として
”SAVE IWATE http://sviwate.wordpress.com”
が紹介されています。
こちらでは、避難所・仮設住宅・自宅を問わず、物資を必要と
している方達のリクエストを受け、それに応じて物資を募集し、
順次渡していく。というような橋渡し活動が行われています。
問い合わせにも丁寧に応対していただきました。
(扇風機に関しては、7月15日現在。6月下旬から渡し始め、
その後、TVの報道などから送られてくる量が増えたということですが、
需要も増え、一日30個程度の需要に対して、送られてくるのは2.3個
程度で供給が追いつかないような状況だそうです。)
こちらに連絡して足りないものを支援すれば、早めに、
必要としている方たちの手に届くという印象を受けました。
その分、状況は日々変化していますから、支援する側には、
連絡して即日送付するような迅速さも必要かと思います。
宮城県は、物資の受け入れは市単位で分かれています。
避難所の稼働状況について調べていくと、
宮城県
http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/higasinihondaisinsai/higaizyoukyou.htm
に、リストがあり、週一回程度で更新されているようです。
多くの電話が直接、避難所に行くことでの混乱を避けるためなのか
電話番号は載っていません。
また、他にこういったリストや連絡先(各避難所本部の電話番号)が
載ったものは見つけられませんでした。
自サイトに避難所リストを作成して載せているケースを見かけましたが、
このリストと見比べると、更新が遅れているのか、すでに、避難所で
暮らしていた方は仮設住宅などに移って閉鎖されたところも載っている
ようですので稼働数や場所、人数の現状が知りたい場合には県発表の
このリストをご覧になったほうがより正確かと思います。
(参考・岩手県http://www.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/)
各市の受け入れ窓口に問い合わせをすると(応対してくれた方にも
よると思いますが)大まかな把握はどの市でもしているものの、
物資の需要供給状況や避難所の立地と設備、環境、復旧状況、
職員の人員、配置、などは、ほんとうに様々で、そのため、避難所の
状況を把握している度合いも市によって様々だという印象を受けました。
また、市のホームページでは支援物資の受け入れや窓口について
記述のないところもあり、その場合には代表番号に問い合わせて教えて
もらう事になります。(担当窓口はどの市にも置かれています。)
市の窓口で、避難所で暮らしている方の現在の様子がつかみかねる場合には、
直接ご連絡させてもらいました。
各避難所には、規模に応じて市の職員や各ボランティアセンターからの
ボランティアが避難所本部として、携帯電話を持って交代で配置されています。
電話番号を公開していないことから、ご迷惑、門前払いになるのではと考えて
いたのですが、実際には快く応対して頂けるケースが多く。
直接ご連絡することはご迷惑ではないんですか?と聞いた場合には、
そんなことはありませんよ。と言っていただけました。
各本部の電話番号は公開されていませんから、避難所リストの場所名や
住所から避難所の電話番号をひとつひとつ調べ、そこから避難所本部の番号を
教えてもらうことになります。(これには多くの時間がかかります)
宮城県では、全国からの支援もあって、冷房装置や扇風機の絶対数が足りない、
ひとつもないのですぐに下さいという避難所はないようです。
各市とも一応、避難所の人数に応じて扇風機を割り当てていることになっています。
足りています。という解答もあり、市として在庫があると聞いたところもあります。
ですが、場所によっては別の装置にも電気を使わなければならないことから、
供給電力が足りず、生活している人数に対して充分な台数の扇風機が使えない
電力改善待ちのところや、電気は来ているので、台数的にもう少しあったらな。
という地域もあります。
在庫があるのに、どうしてもう少し台数が欲しいところに渡せないかというと、
公平性の問題だそうです。あそこの避難所では台数を増やしたのに、
こちらの避難所にはもらえないなどの不平不満が出るとのことでした。
なので慎重に対応しているようです。
でも、例えば、体力的に弱いご老人や子供たちのいるところには優先的に
台数を増やすことにする。とか なにか注釈をきちんと各避難所に通達すれば、
そのことで不平不満をもらす方達がいるんでしょうか?
たしかに公平性には欠けるけれども、いまある物資が使われていないことには
疑問が残ります。
話を直接お伺いすると、窓口の方も避難所本部の方も、被災者の方たちの生活が
よくなることを望んでいるように思います。
もしかしたら、方針を決めることもできず歯ぎしりしているのかも知れません。
人員が足りず、そこまで手がまわらないのかも知れませんが・・・。
現在は仮設住宅の建設と入居が急ピッチで進んでいるとのことで、避難所での
扇風機の台数には今後、余裕が出てくることと思います。
しかし、仮設住宅にはエアコンが完備してあるものの、節電で付けていられない場合や、
エアコンの設置が2世帯に1台というところもあり、扇風機の需要は増加するはずですが、
現在の状況ではとても全世帯に渡すほどの在庫はありません。
また、仮設住宅に入った時点で行政の手を離れる支援もあるそうなので、
生活面では厳しくなる面もあり、扇風機の支援は有効です。
ですが、市の窓口経由で送ろうとした場合には、前記した公平性の問題で全世帯に
行き渡る数が揃うまで配布されないように思います。
そうなると、とにかく早く物資を必要としているところに渡すためには、
やはり、先に物資を用意し、最新の避難所リストから連絡先を独自に調べ、
避難所ごとに状況を聞いて即送る、または直接持っていくことを、
支援者個別にやることになります。
(すでにこの方法は多く取られており、ご存じの方も多く、市の窓口の在庫や重複した
ものは無駄になる可能性もあります)
これについては善意で行われていることなので行政としてとめることはない。とのことです。
避難所への直接連絡も同様です。
行政窓口よりも、ボランティア団体や直接聞いて送るほうが
早く必要としている方たちの手に渡ります。
扇風機を避難所の必要としている方たちに送るプロジェクトをうまく動かすには、
人員を配し、日々変わる状況を把握整理し、発信する必要があるように思います。
ボランティアの方たちの行った物資支援や現在の状況を統計的にまとめて見れるサイトが
あればいいのにな。とも思いました。
各団体がお互いの活動と現場の状況を把握できれば、より効率的に支援できるん
じゃないかな。と。いまはバラバラですから。
以下、7月17日~7月19日まで 主な状況
無駄にならないよう、連絡確認した上で送ったほうがいいです。
市の支援物資受け入れ窓口のホームページがある場合に載っている支援希望物資は、
主に、現在どの地域でも共通して在庫が不足しているものでした。
また、消耗品、食料品はいつでも募集しているようです。リストにあります。
これらは要請があり次第、順次渡しているということでした。
例
ハエ対策用品>殺虫剤・ハエ取りリボン等
※大量発生しているそうで、すぐになくなってしまうそうです。
消毒は過剰にすると土壌汚染につながるので良い方法も探しているとのことでした。
トイレなどの消臭剤>※夏なのでにおいがひどいところが多いそうです。
Tシャツ、シーツなど>※汗をかくので、換えになるものの要望が多い。
体育館などでは、床にマットレス、その上にシーツなど布を敷いて休んでいるので
換えが欲しい。
気仙沼市
扇風機はとりあえず行きわたっている
飲み水に関してはディスポーザーが避難所ごと支給されている
青果市場(物資集積所)
個人からの物資は受け付けていない・仮設住宅分は物資支援していない。
恒久的に求めているのは飲料水・スポドリ(水だけだと飽きる)
松岩公民館
害虫駆除剤。適度に使っている程度ではないほどの大量発生
大量使用は土壌汚染につながる>打つ手が無い
気仙沼中学校体育館
トイレの消臭剤
※食料品などは絶対数が足りないわけではないが
豊富ではないので保存しながら細々と。という状態。
要望は特にない。というところも多かった。
他には、かき氷をする際のシロップがなくなったらどうしようかな
(新月中学校体育館)など
登米市
福祉長寿介護課
巡回しているが要望なし・在庫もあり要望を受けて渡している状況
東松島市
市民協働課
7月中に仮設住宅希望者9割入居。その他は自宅戻り予定だが修繕する大工の目処が
立っておらず400人程度残ると思われる。
扇風機は避難所には人数比で配られている。
在庫もあるが、世帯毎に渡すほどはない。(なので貸し出しとしている)
8月初旬にまた集計を出すのでそのタイミングで物資支援するのはいいかも。
現在はペットボトル入りスポドリ・Tシャツなど換えの物が助かるだろう。
避難所単位では、あと数台扇風機があればという声もあった。
大崎市
現在の避難所は2次避難所で、すべて宿泊施設のため他の地域に比べると環境は比較的快適
山元町
扇風機の数は足りています(受け入れ窓口)
女川町
避難所の扇風機は足りているが電力の供給問題あり(改善待ち)
仮設住宅ではエアコンが2世帯に1台だったりする。その世帯の冷房設備、扇風機は不足。
ハエの大量発生・殺虫剤・ハエ取り紙・VCで作っているハエ取りの材料(酒・酢)
亘理町
現在避難所は1ヶ所。そこには扇風機がある。
ほとんどが仮設住宅(エアコン完備)または自宅へ。
扇風機の需要はあるが、仮設の人たちはもらえたのに自宅の人はもらえないとか、
送られてきた数の少なさから、あそこはもらえたのにうちはもらえないとかいった
不満もあり慎重に対応。もし全て行き渡らせるとしたら1000個弱程度でしょう。
上記のような問題で表向きには家電は取り扱わないということになっているとのこと。
でも、たまに、ないのぉ?ってくる方がいるそうです。
南三陸町
詳しい状況は連絡待ち。
南三陸はVCから各避難所に連絡員が配置されているのでそちらから聞いています。
ハエ対策・水道が復旧していない地域に飲料水を>戸倉地区
南三陸町 受け入れ窓口
7/14から支援物資整理のため、受入れ休止。再開時期、目処解らず。
物資自体は保管できないほどある。
ある物資窓口の係の方の話
「仮設住宅ではエアコンが設置されているものの2世帯1台という所や、
節電の関係から扇風機の需要はあるが、市として渡すには公平に一気に全世帯
行き渡らさなくてはならず、400世帯以上になり。それは現在不可能。
実際、物資については不平不満もでる。ボランティアの皆さんが直接渡している場合には
善意で行われていることなのでとめることはないが、市の立場としては困る。
でも、市民の生活が今より良くなることは(個人的にも)喜ばしい。
市職員としての立場としてはなんとも言えない。」
調べてもらいました。
簡単に行かないとは思っていたけど、やはり、簡単に送れそうも
ありません。ただ扇風機は買える状況に少しなってきました。
僕が信じる信条に「無いよりまし」というのがあって、
それは、一つでも十分ありがたく思う心得なんですが、
1台も無いよりは1台で何人かは救われるだろうし、
公平性を重んじて、結局、全部に行き渡る量がなくて
(一つでも足りなければ配らない)
物資が倉庫に積まれているという状況は非常に
バカげていると思うんです。扇風機に限らずですが。
日本人のまじめさは、いいときはいいですけど、頑固に
守ろうとするのは知恵が足りないと思いますね。
と言うと失礼ですけども。でも善意を無駄にするのは本当に
もったいないです。
アフリカで熱中症になった時に、レストランの扇風機によって救われて
今も、僕はこうして生きていたりしますし、どうにか、風を届けたいと
思っています。
一つ足りないと配らないならば、数を公表してくれたらいいのになあ。
そういう意味では。
被災者欲しい物リスト一覧
http://amazon-wish-japan.appspot.com/
このサイトで個人避難宅にも支援できますし、時間かかって大金預かっても
すぐに配らない日本赤十字に寄付するよりも、こういう直接欲しいものが
わかり、翌日には届いたりするもののほうに支援を集中させるのが
良いと僕は思います。バリカンとかがずらりと並んでいたり、ドリルと
のこぎりが欲しいとか、仕事を復帰して、かつ、現場での復興にも
役立つような職業の方の欲しいものリストを見ると、職業に関しての
新しい興味もわきます。
シーツや、タオル、下着、靴下などはいくらあってもいいでしょうね。
ツイッターのユーザの方は、ぜひ@amz_wish_japanをフォローしてください。
「ほしい物リスト」に新しく登録された物資について自動的にツイートしています。
他に復興市場 http://fukkoichiba.com/
もいいサイトです。地元の店から発送されるので、地域にお金が
落ちますからね。
他にいいサイトがあったら、みなさん是非、教えて下さい。
僕のtwitterアカウントは@hiroyukinakanoです。
おそらく公平に配るという意味では、上記などの支援でも
避難所に贈る場合は、後3個とかの必要数に足りない物資を支援して
いく方が、きっと行き渡る確率は高いでしょう。
以下、リサーチ部よりの報告です。
宮城県の支援物資と避難所の状況について解ったこと。
(2011年7月20日)
この数日間、被災地の避難所に扇風機をおくる準備として、
暑さ対策物資の支給状況、いま何が不足しているのかを
調べてみました。
下調べの下調べ、ですから、
まずは、一番被害の大きかった、宮城県、岩手県に対象をしぼり、
行政機関の物資受け入れ窓口に連絡してみました。
連絡先については”助け合いジャパン”の
http://tasukeaijapan.jp/?cat=30
このページにまとまっています。
岩手県では、個人からの小口の物資受け入れはひとまず
業務を終了し、同様の業務をしている団体として
”SAVE IWATE http://sviwate.wordpress.com”
が紹介されています。
こちらでは、避難所・仮設住宅・自宅を問わず、物資を必要と
している方達のリクエストを受け、それに応じて物資を募集し、
順次渡していく。というような橋渡し活動が行われています。
問い合わせにも丁寧に応対していただきました。
(扇風機に関しては、7月15日現在。6月下旬から渡し始め、
その後、TVの報道などから送られてくる量が増えたということですが、
需要も増え、一日30個程度の需要に対して、送られてくるのは2.3個
程度で供給が追いつかないような状況だそうです。)
こちらに連絡して足りないものを支援すれば、早めに、
必要としている方たちの手に届くという印象を受けました。
その分、状況は日々変化していますから、支援する側には、
連絡して即日送付するような迅速さも必要かと思います。
宮城県は、物資の受け入れは市単位で分かれています。
避難所の稼働状況について調べていくと、
宮城県
http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/higasinihondaisinsai/higaizyoukyou.htm
に、リストがあり、週一回程度で更新されているようです。
多くの電話が直接、避難所に行くことでの混乱を避けるためなのか
電話番号は載っていません。
また、他にこういったリストや連絡先(各避難所本部の電話番号)が
載ったものは見つけられませんでした。
自サイトに避難所リストを作成して載せているケースを見かけましたが、
このリストと見比べると、更新が遅れているのか、すでに、避難所で
暮らしていた方は仮設住宅などに移って閉鎖されたところも載っている
ようですので稼働数や場所、人数の現状が知りたい場合には県発表の
このリストをご覧になったほうがより正確かと思います。
(参考・岩手県http://www.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/)
各市の受け入れ窓口に問い合わせをすると(応対してくれた方にも
よると思いますが)大まかな把握はどの市でもしているものの、
物資の需要供給状況や避難所の立地と設備、環境、復旧状況、
職員の人員、配置、などは、ほんとうに様々で、そのため、避難所の
状況を把握している度合いも市によって様々だという印象を受けました。
また、市のホームページでは支援物資の受け入れや窓口について
記述のないところもあり、その場合には代表番号に問い合わせて教えて
もらう事になります。(担当窓口はどの市にも置かれています。)
市の窓口で、避難所で暮らしている方の現在の様子がつかみかねる場合には、
直接ご連絡させてもらいました。
各避難所には、規模に応じて市の職員や各ボランティアセンターからの
ボランティアが避難所本部として、携帯電話を持って交代で配置されています。
電話番号を公開していないことから、ご迷惑、門前払いになるのではと考えて
いたのですが、実際には快く応対して頂けるケースが多く。
直接ご連絡することはご迷惑ではないんですか?と聞いた場合には、
そんなことはありませんよ。と言っていただけました。
各本部の電話番号は公開されていませんから、避難所リストの場所名や
住所から避難所の電話番号をひとつひとつ調べ、そこから避難所本部の番号を
教えてもらうことになります。(これには多くの時間がかかります)
宮城県では、全国からの支援もあって、冷房装置や扇風機の絶対数が足りない、
ひとつもないのですぐに下さいという避難所はないようです。
各市とも一応、避難所の人数に応じて扇風機を割り当てていることになっています。
足りています。という解答もあり、市として在庫があると聞いたところもあります。
ですが、場所によっては別の装置にも電気を使わなければならないことから、
供給電力が足りず、生活している人数に対して充分な台数の扇風機が使えない
電力改善待ちのところや、電気は来ているので、台数的にもう少しあったらな。
という地域もあります。
在庫があるのに、どうしてもう少し台数が欲しいところに渡せないかというと、
公平性の問題だそうです。あそこの避難所では台数を増やしたのに、
こちらの避難所にはもらえないなどの不平不満が出るとのことでした。
なので慎重に対応しているようです。
でも、例えば、体力的に弱いご老人や子供たちのいるところには優先的に
台数を増やすことにする。とか なにか注釈をきちんと各避難所に通達すれば、
そのことで不平不満をもらす方達がいるんでしょうか?
たしかに公平性には欠けるけれども、いまある物資が使われていないことには
疑問が残ります。
話を直接お伺いすると、窓口の方も避難所本部の方も、被災者の方たちの生活が
よくなることを望んでいるように思います。
もしかしたら、方針を決めることもできず歯ぎしりしているのかも知れません。
人員が足りず、そこまで手がまわらないのかも知れませんが・・・。
現在は仮設住宅の建設と入居が急ピッチで進んでいるとのことで、避難所での
扇風機の台数には今後、余裕が出てくることと思います。
しかし、仮設住宅にはエアコンが完備してあるものの、節電で付けていられない場合や、
エアコンの設置が2世帯に1台というところもあり、扇風機の需要は増加するはずですが、
現在の状況ではとても全世帯に渡すほどの在庫はありません。
また、仮設住宅に入った時点で行政の手を離れる支援もあるそうなので、
生活面では厳しくなる面もあり、扇風機の支援は有効です。
ですが、市の窓口経由で送ろうとした場合には、前記した公平性の問題で全世帯に
行き渡る数が揃うまで配布されないように思います。
そうなると、とにかく早く物資を必要としているところに渡すためには、
やはり、先に物資を用意し、最新の避難所リストから連絡先を独自に調べ、
避難所ごとに状況を聞いて即送る、または直接持っていくことを、
支援者個別にやることになります。
(すでにこの方法は多く取られており、ご存じの方も多く、市の窓口の在庫や重複した
ものは無駄になる可能性もあります)
これについては善意で行われていることなので行政としてとめることはない。とのことです。
避難所への直接連絡も同様です。
行政窓口よりも、ボランティア団体や直接聞いて送るほうが
早く必要としている方たちの手に渡ります。
扇風機を避難所の必要としている方たちに送るプロジェクトをうまく動かすには、
人員を配し、日々変わる状況を把握整理し、発信する必要があるように思います。
ボランティアの方たちの行った物資支援や現在の状況を統計的にまとめて見れるサイトが
あればいいのにな。とも思いました。
各団体がお互いの活動と現場の状況を把握できれば、より効率的に支援できるん
じゃないかな。と。いまはバラバラですから。
以下、7月17日~7月19日まで 主な状況
無駄にならないよう、連絡確認した上で送ったほうがいいです。
市の支援物資受け入れ窓口のホームページがある場合に載っている支援希望物資は、
主に、現在どの地域でも共通して在庫が不足しているものでした。
また、消耗品、食料品はいつでも募集しているようです。リストにあります。
これらは要請があり次第、順次渡しているということでした。
例
ハエ対策用品>殺虫剤・ハエ取りリボン等
※大量発生しているそうで、すぐになくなってしまうそうです。
消毒は過剰にすると土壌汚染につながるので良い方法も探しているとのことでした。
トイレなどの消臭剤>※夏なのでにおいがひどいところが多いそうです。
Tシャツ、シーツなど>※汗をかくので、換えになるものの要望が多い。
体育館などでは、床にマットレス、その上にシーツなど布を敷いて休んでいるので
換えが欲しい。
気仙沼市
扇風機はとりあえず行きわたっている
飲み水に関してはディスポーザーが避難所ごと支給されている
青果市場(物資集積所)
個人からの物資は受け付けていない・仮設住宅分は物資支援していない。
恒久的に求めているのは飲料水・スポドリ(水だけだと飽きる)
松岩公民館
害虫駆除剤。適度に使っている程度ではないほどの大量発生
大量使用は土壌汚染につながる>打つ手が無い
気仙沼中学校体育館
トイレの消臭剤
※食料品などは絶対数が足りないわけではないが
豊富ではないので保存しながら細々と。という状態。
要望は特にない。というところも多かった。
他には、かき氷をする際のシロップがなくなったらどうしようかな
(新月中学校体育館)など
登米市
福祉長寿介護課
巡回しているが要望なし・在庫もあり要望を受けて渡している状況
東松島市
市民協働課
7月中に仮設住宅希望者9割入居。その他は自宅戻り予定だが修繕する大工の目処が
立っておらず400人程度残ると思われる。
扇風機は避難所には人数比で配られている。
在庫もあるが、世帯毎に渡すほどはない。(なので貸し出しとしている)
8月初旬にまた集計を出すのでそのタイミングで物資支援するのはいいかも。
現在はペットボトル入りスポドリ・Tシャツなど換えの物が助かるだろう。
避難所単位では、あと数台扇風機があればという声もあった。
大崎市
現在の避難所は2次避難所で、すべて宿泊施設のため他の地域に比べると環境は比較的快適
山元町
扇風機の数は足りています(受け入れ窓口)
女川町
避難所の扇風機は足りているが電力の供給問題あり(改善待ち)
仮設住宅ではエアコンが2世帯に1台だったりする。その世帯の冷房設備、扇風機は不足。
ハエの大量発生・殺虫剤・ハエ取り紙・VCで作っているハエ取りの材料(酒・酢)
亘理町
現在避難所は1ヶ所。そこには扇風機がある。
ほとんどが仮設住宅(エアコン完備)または自宅へ。
扇風機の需要はあるが、仮設の人たちはもらえたのに自宅の人はもらえないとか、
送られてきた数の少なさから、あそこはもらえたのにうちはもらえないとかいった
不満もあり慎重に対応。もし全て行き渡らせるとしたら1000個弱程度でしょう。
上記のような問題で表向きには家電は取り扱わないということになっているとのこと。
でも、たまに、ないのぉ?ってくる方がいるそうです。
南三陸町
詳しい状況は連絡待ち。
南三陸はVCから各避難所に連絡員が配置されているのでそちらから聞いています。
ハエ対策・水道が復旧していない地域に飲料水を>戸倉地区
南三陸町 受け入れ窓口
7/14から支援物資整理のため、受入れ休止。再開時期、目処解らず。
物資自体は保管できないほどある。
ある物資窓口の係の方の話
「仮設住宅ではエアコンが設置されているものの2世帯1台という所や、
節電の関係から扇風機の需要はあるが、市として渡すには公平に一気に全世帯
行き渡らさなくてはならず、400世帯以上になり。それは現在不可能。
実際、物資については不平不満もでる。ボランティアの皆さんが直接渡している場合には
善意で行われていることなのでとめることはないが、市の立場としては困る。
でも、市民の生活が今より良くなることは(個人的にも)喜ばしい。
市職員としての立場としてはなんとも言えない。」